2006年 04月 12日 ( 1 )
プライドは捨てるもの?
毎週水曜はCompetitive StrategyとCorporation Financeの2本立て。やっぱりCompetitive Strategyは面白いです。Knez教授でよかった・・・。Samsungのケースのディスカッションをしたのですが、SamsungのCompetitive Advantageは、会社のカルチャーに大きく支えられているという結論でした。

Knez教授は最初の授業で、「『カルチャー』という答えはStrategyの授業においてタブーだ」といったような発言をしていたので、この結論に至るまでにかなり時間がかかって、本人も苦笑していたのですが、そういうことなんだそうです。で、カルチャーは競争相手が変えたりマネするのに時間がかかると思われがちですが、実は必ずしもそうではなく、経営難に何度も陥っていた(Chapter 11を3度)航空会社のContinentalを再生させた経営陣は、たった6ヶ月で会社のカルチャーを変えた、というエピソードを披露。カルチャーだけではCompetitive Advantageを維持することは難しいんですね。よりシステムを複雑にすればするほどマネするのは難しいんでしょうが。

Samsungのケースは、日本企業を思わせることが多かったです。卓越した技術、社員の会社への忠誠心とそれを支えるインセンティブプラン、そして全てを支える日本独特の会社のカルチャー。話は変わりますが、こちらではHyundaiの車がよく走っているのを見かけますし、テレビでもガンガンCMが流れています。これも80年代のアメリカでのToyotaやHondaを見るようです。きっとToyotaやHondaもアメリカでのブランド構築はかなり時間がかかったと思うのですが(GMやFordがある中で、何故わざわざ日本車を買わなければならないんだ、という先入観)、Hyundaiも今時間を掛けてじっくりブランド構築をしているのでしょう。日本ではまだなかなか韓国の車は受け入れられないかもしれませんが。そう考えると10-20年後ぐらいには中国のメーカーもどんどん生産効率や品質向上を図ってどんどん輸出していくんでしょうね。インドも忘れてはいけないですね。アフリカ大陸の経済成長は一体どうなるんでしょう。まだ民族間の紛争が絶えないので難しいんでしょうかね。それとも誰かが意図的にそういった紛争を起こすように裏で武器を売ったりしてるんでしょうか・・・。

昼休みはInvestment Banking Groupの昼食会に久しぶりに出席。今回は「ヨーロッパ、アジアでの投資銀行のサマーインターン体験談」というテーマ。んー、それにしてもどのパネリストも当たり前のことしか言いませんねー。Tell me something I don't knowという感じです。まぁ本人達もそれには気づいているんですが。

以前シカゴにVisitされたバリバリのInvestment Bankerの方が言っていたのですが、「プライドを捨てられないとやってられない」ということらしいです。一言で言うと、今日のパネリストも言葉を変えてこのことを伝えてくれようとしていたんだと思います。そういう仕事も辛いですが、結局、大半の場合はどんな環境に入ってもどこかでプライドを捨てなければならないんでしょうし、問題は、プライドを捨てられるかということよりも、「『その仕事のために』プライドを捨てられるか」ということになってくるんでしょう。まぁどれだけその仕事が好きか、という話になってくるんでしょうね。果たして好きな仕事に出会えるでしょうか。それとも好きな仕事を作らなければならないでしょうか。

と、ちょっと余裕が出来るとこんな答えのないことを考え始めてしまうわけです。
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by ykgsb | 2006-04-12 00:57 | 日記とか