MBA体験談その3 Essay
MBAのアプリケーションの中で、最も大切と言えるのがEssayではないかと思います。

テストの点数は、あくまでもその学校の土俵にあがるためのもので、Essayはその土俵で勝負するための技、と捉えることが出来ます。点数を出すことを前提とすれば、Essayがアプリケーションの中で最も大切になってくるわけです。

学校によって、色々な課題を与えられます。ストレートに「これまで何をやってきて、何故MBAが必要で、何故この学校で、MBAの後は何を目標としていますか」と聞く場合もあれば、「これまであなたがリーダーシップを発揮してきた実績」や「これまでの失敗(成功)を挙げ、その要因を述べ、その結果あなたは何をしましたか」などなど・・・。学校によって聞いてくることが同じ場合もあれば、全く異なる場合もあり、ここで初めて学校の「カラー」というものが分かるのではないかと思います。

私が注力したことは、一つ一つの質問にとらわれるよりも、その4-5つのエッセイを一つの大きなジグソーパズルとして捉えて、エッセイ一つ一つを通じてピースを完成させていくということです。一つ一つのエッセイが完成系なのではなく、全部を読み終えると完成しているというのが一番よいのではないかと思います。つまり全てを読み終えて、「自分」という人間の全体的な人間像が相手に伝わることが大切です。ビジネス面だけでなく、プライベートな面だけでなく、360度全部伝えることが大切なんじゃないかと。

あとは、「自分はこういったことを経験した」という事実を並べるのではなく、その経験から何を学んだかを具体的に述べることが大切です。こういった経験を通じて今の自分が形成され、その自分が何故今MBAを目指していて・・・ということを一つの線でつなぐことが出来れば、それは素晴らしいエッセイのはずです。

私は幼少の頃をアメリカで過ごし、エッセイの書き方や文法は嫌というほど学校や当時の家庭教師に叩き込まれたので、得意な分野だと自分で思っていましたが、そう甘いものではありませんでした。初めて自分のエッセイを予備校のカウンセラーに見てもらったときは、ボロクソに叩かれまくり、「なんでお金を払ってまでボロクソに言われなきゃならないんだろう」と泣きそうになりながら帰宅したのを覚えています。「文法や体裁の問題ではなく、内容。もっともっともっと具体的に」と、書いても書いても書いても言われました。そしてある日突然、「んー、これでいいんじゃない?」と言われた日が訪れ、その日からエッセイを書くことが全く苦にならなくなりました。

エッセイは独りよがりになりがちなので、第三者からの意見は大切です。中でも、予備校のカウンセラーはこれで飯を食べている連中なので、かなり厳しいところまで突っ込んできてくれます(私の場合はかなりボコボコにされて凹みましたが)。満足のいくエッセイを書けるようになるまでは時間がかかりますが、それをマスターするとあとが楽になります。
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by ykgsb | 2005-12-13 12:04 | MBA受験
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